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メンタルコラム

第7回

気力が出ない:せかさず、できることから

フミコさん(27)は母親に連れられてやって来た。2か月前から眠れず、食欲もなく、何もする気がせず、昼夜逆転したような生活をしているという。
高校卒業後、デパートに勤めたが、5年で辞め、その後、いくつかアルバイトをしたが、どれも長続きしなかった。
「一生懸命やっているのに、取り残されてしまったり、仕事がなかなか覚えられず、自己流にやってしまったり、みんなの会話に入っていけないようなのです」と母親が説明を続けた。

フミコさんは表情の変化に乏しく、ヘアスタイルも乱れたままだ。そして、母親に「あなたもちゃんと話しなさい」と言われると、「いつも人に見られている感じがする」「頭の中がもやもやして周囲の人や景色に現実感がない」「何をしたいかも、わからない」と小声で話した。
母親と二人になって聞くと、「明るく優しい子だったのに。どうすれば」と涙ぐんだ。
本人には「薬を飲んで、よく寝て、考えがはっきりするようにしましょう」と話し、母親には「心配でしょうが、あれこれ世話をやかず、できることをやらせてあげて」と助言した。

フミコさんは、感情が鈍くなる、意欲が低下する、自発性がなくなるなど、陰性症状が多いタイプの統合失調症と考えられる。人とのコミュニケーションが苦手で、感じ方や考え方、行動が独特と見られてしまい、集団の中では孤立しがちだ。
母親と定期的に通院し、徐々に重苦しい気分は改善し、考えもまとまってきた。言葉数も増え、笑うようになった。家事を手伝ったり、詩を書いたり、花を育てたりするようになった。
一年ほどして元気も出て、再びアルバイトを始めたが、以前と同じような理由でやめてしまった。「状態は良い時も悪い時もあるから、焦らないように」とフミコさんに伝えた。

現在は精神保健福祉センターのケースワーカーに相談して、地域の作業所に通い、毎日、お弁当作りに励んでいる。友人もできて、休日はボウリングやカラオケを楽しむこともある。
母親は地域の家族会に入り、病気の勉強をしたり、スポーツ大会に参加したりしている。
統合失調症は毎日のケアとリハビリが重要だ。家族は何かをせかしたり、頑張るように励ましたり、過干渉になっても、逆に過保護になってもよくない。適度な距離を置いて接していくことが大事だ。

髙橋顧問(前院長)が朝日新聞にて2002年に連載した、女性のこころの健康状態にスポットをあてた「こころ元気ですか~女性編」に一部加筆、修正を加えたものです。
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