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メンタルコラム

第12回

衝動的に行動する:感情を言葉にする努力を

定時制高校3年のエツコさん(18)は幾筋もの手首の傷跡を見せて、「だれでも自殺する権利はある」と張りつめた様子で言い放った。
ささいなことで怒りやすく、母親に暴力をふるったり、物を壊したりなどの問題行動が高じて、両親と一緒に受診した。
両親は共働きで、5歳違いの姉がいる。エツコさんは小学5年ごろから反抗的な態度をとるようになり、中学はほとんど行かず、試験だけ保健室で受けた。高校に入ると、一晩で冷蔵庫を空にしてしまうようなむちゃ食いも始まった。

エツコさんは「母親は幼稚で、父も頼りない。両親は姉ばかりかわいがる。私は厄介者で、疎んじられている」という一方、「母は私の気持ちをわかってくれない。思った通りにしてくれない。寂しい。」と訴え、「すぐイライラして、気分の波が激しい。本当の自分がわからない」と不安をぶつけてきた。
自分を傷つける衝動的な行為や見捨てられることへの強い不安、制御できない怒りなどは境界性人格障害の特徴だ。自信がなく、対人関係も理想的か、全くだめか、の両極で揺れ動き、周囲の人を振り回してしまう。

エツコさんの話を聞き、怒りを受け止めるようにし、向精神薬を処方した。感情を言葉でうまく表現できず、行動に走ってしまっていることに気づかせ、「言葉で自分の考えや気持ちを表すようにしよう」と伝えた。両親には「振り回されないように。根気よく会話のやりとりをして、思っていることを引き出し、共感を示して」と話した。
最初は約束した診察時間も守らなかったが、中立的に接しながら面接を続けるうち、少しずつエツコさんは変わってきた。
そして、「すぐかっとしないで、相手の気持ちもわかるようになり、友達もできた。でも、あまり仲良くしすぎてもだめ。自分のペースで人と接していきたい」と話すようになった。

希望した福祉の仕事に就いたが、対人関係がうまくいかず、何度か職場をかわった。「問題を放置しないで、話し合って解決するように。状況や内容を考えて自己主張することも大事。社会とのつながりを持ち続けよう」と励まし、仕事を通して人間的に成熟できるように、面接を続けながら応援している。
本人が自分が受け入れられ、信頼関係は揺るがないと安心できるまで、家族や周囲は楽観と忍耐が必要だ。

髙橋顧問(前院長)が朝日新聞にて2002年に連載した、女性のこころの健康状態にスポットをあてた「こころ元気ですか~女性編」に一部加筆、修正を加えたものです。
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